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Suhr Riot Distortion クローン 自作

Suhr Riot Distortion クローン 自作 
高い電気技術で他の自作ッカーとは違う実験やペダル作りをしているガレスタさん。彼からいただいたSuhr Riot Distortionの基盤を組んでみました。 

ガレスタさんについて
僕なんかは自作エフェクターをするから電気の基本を狭い範囲で勉強し始めましたが、彼の場合はプロのエンジニアを目指して学校で本格的な技術を学んでいるので、私とはレベル、というか方向性が全く違います。

困ったときはいつも助言をくれるので頼りになる年下兄貴です。ブランドロゴや作っている作品の意匠も繊細でハイセンス。何より精度ある理論的な組み込みで美しい仕事をしていると思います。


フットスイッチはいらない
Suhr Riot Distortion クローン自作 2

一目見て違和感があると思います。ON/OFFのためのフットスイッチがありません。これは最近の僕の流行りです。僕のボードはVOCUのスイッチャーでエフェクトループのON/OFFを行うのでペダル本体にスイッチは必要無いんです。元々「接点は極力無くしたい」というピュアオーディオ的な性格もあるので今回は実験も兼ねてフットスイッチを廃しました。

ケース
ケースは以前、別件の試作機に使って穴ぼこだらけになったHAMMOND 1590Bを再利用。100均のエポキシパテで埋めてサンドペーパー。残った凸凹はタミヤのラッカーパテで整えてさらにサンドペーパーで仕上げました。手間をかけましたが、それでもパテの引けで凹が残りました。塗装は100均スプレーで。

Suhr Riot Distortion クローン自作 3

あっという間にできました。やっぱりプリント基盤は楽ですね。基盤の質も素晴らしく、組み込みがラクチン。 裏からだとパテ痕が見えますね。

コネクタジャック
コネクタジャックは最近お気に入りのマルシン MJ-159M。1個¥90くらいという安さと、Switch Craftのものより断然小さいというメリットがあります。音も変わりませんし、使い心地はこっちの方が好きです。出し入れが楽なのにしっかり止まる。デメリットとしてはプラスチック製なので長時間熱すると溶けます。写真の左側は直接ハンダコテを当ててしまい、溶けてしまっています。

パーツ選び
基盤上の工夫はあまり無いのですが、パーツ選びに自分の定番技を採用しています。


それから各パーツの耐圧を高いものにしていて18Vの入力が可能。そしてopampの一つにハイファイオーディオ用のOPA2134を使っています(一般的には4558を使うようです)。

これによって再生周波数帯域とダイナミクスのレンジが向上します。いくつか試したのですが、私は歪みペダルに使うのであればこのOPA2134が好きです。 

余談ですが、お気に入りのClay Jones ODは設計者自らOPA2134を指定していますが、僕は耳で選んだ4558DDを使っています。アンプのプッシュアップやソロの時のゲインアップのため、ある程度のコンプ感がほしいペダルは4558DD。メイン歪みとして常にONになる歪みは高域から低域までしっかり出てピッキングタッチにも敏感なOPA2134、という感じでとらえてます。

Suhr Riot Distortion クローン自作 4 
サウンド
サウンドについて。これの実機を数年前に持っていたのですが、その頃の自分の耳と腕が未熟だったことを考慮しても、実機よりこれの方が好きな音が出ています。大成功。
   

 実機のSuhr Riot Distortionはローゲインからハイゲインまでワイドレンジさが魅力ですね。「プラグインのシミュレーターか!?」と思うほどの高いS/N比が影響しているメリハリの効いたサウンドと、キレの良いトランジェント感。つまり立ち上がりのスピードが速い。いわゆるモダン系ディストーションの指針とでもいうような素晴らしい音です。

S/N比
信号(Signal)と雑音(Noise)との比。S/N比が高いということは、信号に混ざるノイズが少ないということ。つまりノイズが少ないことを意味する。

その反面、エレキギターの魅力であるユルさが無く、ノイズの少なさからついつい上げがちになるゲインによりキツい音になってしまいがちです。それから、ローゲインで使った時にビンテージ系で重宝されるミドルの旨味が少ないという印象を持つ人も多いのではないでしょうか。

ガレスタさん基盤&パーツこだわりMODのこれは、そのキツい音が緩和されてなかなかのナチュラル志向。自分好みのハイファイさと高S/N比でとても使いやすいペダルになりました。もちろん回路はSuhr Riot Distortionなので音はそれそのものなんですが、テイストというかトーンの空気感にモダン歪みのイヤミさが無い。ちょうどいい。  

4月に開催したライブでもメイン歪みとして使ったし、このタイプの歪みは一つは欲しかったのでこれは100点満点です。もし興味があればみなさんも一度作ってみてください。ありがとう、ガレスタさん!

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プロフィール

KeigoWorks

Author:KeigoWorks
自作エフェクターとかDIYとかのブログです。
ハードコアパンクバンドでギターを弾いているので、基本的にハイゲインな歪みものが好物です。アンビエント/ノイズも好きなのですが、空間系は市販品のデジタルものが最高です。
最近はロードバイクも楽しんでます。

「なにかを作ること、直すことができる」。これがもっと多くの人にとって当たり前であれば
地球を枯渇させるほどの大量消費、物欲を満たすためだけの労働、富の独占 など世界の多くの問題に光が射すはずだと信じています。

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